OwnersBook1年生(20)

不動産業にまつわる主な資格(1) ~投資の初心者 OwnersBook1年生(20)~

私たちの生活に欠かせない「衣・食・住」において「住」の部分は不動産ととても密接な関係があるもので、普段の生活の中で必ず何かしらの形で関わっているのではないかと思います。

住居として利用している不動産といっても種類はさまざまで、マンション、アパートもしくは戸建などがあり、また自分で所有しているものもしくは賃貸で借りているものなど、形態もさまざまです。

私たちにとって身近な存在である不動産に関わっているプロにはどのような人たちがいるのか、不動産業にまつわる資格について少し取り上げてみようかと思います。
不動産関連資格
■ 不動産業にまつわる主な資格

宅地建物取引主任者(2015年4月1日より「宅地建物取引士」と名称が変更される予定ですが、以下「宅地建物取引主任者」と記載します。)

建築士

不動産鑑定士

マンション管理士管理業務主任者

土地家屋調査士

測量士

司法書士

などがあげられます。

今回は中でも、知名度の高い「宅地建物取引主任者」、通称「宅建(たっけん)」とも呼ばれる国家資格について取り上げてみたいと思います。

 

■ 宅地建物取引主任者

不動産の取引に際して必要な契約書に誤りがないかなどを確認し、専門知識があまりない一般の人に物件と契約内容に関する重要事項を説明するなどの業務を行うことが出来る資格です。

不動産には沢山の法律が絡むため、しっかりとした法律的な説明(重要事項説明書)などが出来る人が必要であり、宅地建物取引業者は、事務所などに、業務に従事する者の5人に1人以上の割合で宅地建物取引主任者を置くことが決められております。

部屋を借りる時、家を買う時に不動産屋さんにお世話になったことがある人は、契約前に宅地建物取引主任者に物件や契約内容に関する重要事項説明を受けているはずなので、比較的身近に感じる資格ではないかと思います。

具体的には以下のような知識が必要になってくるようです。

・土地の形質、建物の構造についての知識

・民法・借地借家法などの権利関係についての法律知識

・建築基準法・国土利用計画法などの法令上の規定についての知識

・不動産取得税・固定資産税などの税についての知識

・宅地建物取引業法と、不動産に関する幅広い知識

一生のうち自宅の購入もそう何度もある訳ではないので、なかなか日常生活において密接に関わってくる知識は少ないのかも知れませんが、不動産投資の基礎として不動産を知る意味で少しかじってみるのも良いかもしれません。

実際、このブログの別カテゴリ「住宅購入のポイント」でもいくつか紹介してきた内容は「宅建」の知識とも重複しますので、是非ご覧いただければと思います。

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