◯ 債券とは?
投資信託の中に「債券」という言葉が出てきました。普段の生活の中であまり馴染みのない言葉なので、少し調べてみることにしました。
債券とは、国や地方公共団体(都道府県、市区町村など)や会社などが投資家からお金を借りるために発行する借用書、簡単に言うと「お金やモノを借りた人(借主)が、貸主から借りたことを証明するもの」です。
日本国内であったり外国であったり、また民間の会社だけではなく公的機関など様々なところから発行されています。大まかに言うと、発行するところが国であれば「国債」、民間の会社などであれば「社債」と呼ばれ、債券を購入し満期まで持っていれば、利子が貰え、貸したお金は返ってくるので、何だかお金を貸す債券投資も悪くなく思えてきます。
しかし、あくまでも投資ですので、誰にどれくらいの期間、どれくらいのお金を貸すのか、どれくらい信用できる相手なのかなどのリスクもきちんと考慮しなければなりません。
▶ 「格付け」?
債券の発行者の安全性・信用度を判断するモノサシとして「格付け」という通信簿のようなものがあります。専門の格付け会社が調査し公表しているので、お金を貸す以上は貸す相手先をきちんと調べておくべきです。国や会社が破綻することも念頭にいれておくべきです。債券がただの紙くずになってしまうことも起こり得るからです。
「アルゼンチン」や「ギリシャ」が借りたお金(国債)を返せないかも!と財政危機に陥ったというニュースは記憶に新しいところです。
また外国の債券に投資した場合には満期日によっては円高円安の影響もあったり、保有期間が長いものは経済状況などにより金利が変動することもあるので、結果的に銀行の定期預金などにいれておいた方が良かったかもということもあり得そうです。やはり投資にはリスクがあるということも忘れてはいけませんね。
▶ 計画的な運用
一般的に格付けの高いところは金利が低く、格付けの低いところは金利が高いようですが、貸す相手先さえキチンと見極めることが出来れば、少額から買うことが出来る、あらかじめ利率や満期が決まっているので計画的に運用が出来る、急にお金が必要になっても原則途中で売却できる(売却損がでることもありますので注意が必要です。)など、債券への投資は、いわゆるへそくり投資だったとしても家計を預かる主婦には魅力的かもしれません。
▶ 購入方法
債券は株と同様、証券会社との取引となるようですが、株と異なり、取引先の証券会社が商品を持っているときと持っていない時があるようです。証券会社との取引を始める前にどのような商品を持っているのか確認してみるのもよいかもしれません。
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