金融業界においては「フィンテック」、広告業界では「アドテック」といったように、様々な業界とIT技術の融合、革命の波が近年発生していますが、どうやら不動産業界にも発生しているようで、最近「不動産テック」、「リアルエステートテック」という言葉を耳にするようになりました。
そもそも「不動産テック(リアルエステートテック、Real Estate Tech)」とは、「不動産(リアルエステート)」と「テクノロジー(技術)」を組み合わせた造語で、簡単にいうと不動産業界の仕組み、売買や賃貸、投資の新しい仕組みのIT化、不動産ビジネスのネット化といったところでしょうか。
では具体的に「不動産テック」にはどのようなサービスがあるのでしょうか?
もともと不動産そのものが、ふだんの私たちの生活の中で関わりが薄いため、イメージしにくいものであるのが現状かと思います。「マイホームの購入」や「お部屋探し」も人生においてそう何度もあることではないため、いざそういう場面に直面したとき、洋服や家電を買うのとは勝手が違って戸惑うことも多いと思われます。
また不動産そのものは高い買い物であるがゆえに、長期的に保有されるという特徴があり、今までは情報が十分に行き届いているとは思えない状況でした。
最近では、賃貸用のお部屋探しや購入用のマイホーム探しでもネットでの検索が可能になり、たとえば転勤で遠方に行くことになったとしても事前に調べられ、外観や間取りなど沢山の情報に基づいて比較検討も十分に出来るようになりました。また、わざわざお店に出向くことなく諸々の手続きをネット上で行うことが可能な業者も登場しています。
まさに店舗を持たないネット不動産は、人件費や店舗の家賃などのコストカットが可能で、消費者が負担するコストを割安に設定できるという魅力もあるのが特徴です。また、不動産投資家に向けてのサービス、不動産管理や運営までもネット上でやりとりが行えるサービスも話題になっているようです。
IT技術を取り入れることで一段と便利な世の中になったなと感じる今日この頃ですが、「不動産テック」は不動産業界のイメージを一新してくれる、そんな予感もします。
そして、われわれのOwnersBookも不動産テックサービスの一つとして、身近で頼られる存在でいられるよう、これからも頑張っていきたいと思います!
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