ポートフォリオという言葉が、投資や資産運用について調べているとよく出てくるかと思います。普段はあまり使用しない耳慣れない言葉なので、少し調べてみました。
ポートフォリオ(portfolio)は「紙ばさみ」という意味の英語からきており「持ち運びが出来るよう書類を入れるもの」をさします。
一般には「紙ばさみ」「個人の作品集」など、金融では「資産構成」「有価証券明細表」などをいい、「画家・写真家・デザイナーなどが自分の作品を整理してまとめたもの」「モデルなどが売り込み用の自分の写真を入れるもの」もポートフォリオというそうです。
金融の分野では、もともと株式用語の「有価証券一覧表」をさしますが、「資産一覧表」「顧客リスト」などの意味でも用いられています。
◯ 投資分野でのポートフォリオ
つまりポートフォリオとは、運用資産の構成状況や保有する各種有価証券類のこと。
どうやら海外では有価証券を紙ばさみに入れて保管・携帯することが多かったため、資産の保有状況を意味する言葉として使われるようになってきたようです。
合理的な投資家は様々な資産でポートフォリオを組むことでリスクとリターンの最適化を図るそうです。どのような金融商品を選択し、どのような組み合わせ、どのような割合で投資するかという、投資の計画書のようなものですね。
預貯金や外貨預金、国内債券、海外債券、国内の株、海外の株、不動産などを組み合わせた分散投資にするか、国内のみであれば、どのジャンルとどのジャンルの投資を組み合わせるか、といったように、ポートフォリオはどこまでも枝分かれさせることができる投資の計画書といえそうです。
資産配分の目途については様々な考え方があり、モデルがあるわけではないので、ポートフォリオを組むということは、どの程度のリスク許容が出来るのかなどを考慮して各自の判断により構築されていくものだと思います。
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