◯ 株主優待制度?
▶ 株式投資をすると?
株の売買で利益(安く株を買って高くなったときに売る)が期待できたり、投資先の会社で利益が出れば配当金として利益の一部が還元されたり、また保有している株に応じてその会社の自社製品がもらえる「株主優待」などのメリットがあります。
▶ 株主優待制度とは?
最近この「株主優待」を目的に株式投資をはじめる方も多いようです。
会社側には実施の義務はなく、海外でもあまりない制度でどうやら日本独特のようです。個人投資家を大事に思ってくださる会社側のまさに「おもてなし」文化のあらわれなのでしょうか?
主に食品や飲料系の会社は自社製品の詰め合わせ、飲食や服飾系の会社は自社製品の割引券など、今や株主優待のランキングなどが書かれた本なども書店で見かけるほどです。
もちろん全ての会社にある制度ではなく、また、(1) 権利確定日に株主になっている、(2) 一定数以上の株を持っている必要がある、という最低条件をクリアしていないと優待がもらえないので注意が必要です。さらに、持っている株数や持っている期間などにより優待品のランクが決められていたり、条件は会社によって様々ですので、気になる会社があればホームページなどを覗いて確認してみるのがいいかもしれません。
▶ 株主総会へ足を運ぶと。
株主であるいうことはもちろん株主総会の召集通知が郵送されてきます、何だか総会と聞くと堅苦しく思いますが、会社の1オーナーとして参加する権利があり、会社によっては新製品の試飲や試食ができたり、ちょっとしたイベント、お土産を配布しているところも多く、この株主総会のお土産目当てにハシゴをしている方も中にはいるようです。
▶ 最後に!
株主優待や総会のお土産だけを目当てに株を選ぶのは楽しいかもしれませんが、あくまでも自分は投資をしている「すなわち株価は上がったり下がったり変動し、損をすることもある」ということを忘れてはなりません。
株式投資のきっかけが魅力的な株主優待でも悪くないと思いますが、株を買う以上は会社の経営や財務の状況などしっかり把握することも大切です。
投資家に向け「IR(インベスター・リレーションズ)個人投資家向けの広報」活動として多くの会社のホームページに情報提供がなされています。大切なへそくりを使い、会社の1オーナーになるからには会社研究は必須ですね。
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