つい先日、ある大手通信会社グループが、イギリスの大手半導体開発メーカーの買収を発表しました。日本企業では過去最大規模の買収額であると大変話題になりましたが、買収の背景には、これから市場拡大が期待されている、今注目のIoT(アイオーティー)分野の存在があります。
さて、このIoT(アイオーティー)、皆さんはご存知でしょうか?
Internet of Things
IoT(アイオーティー)とは「Internet of Things」の略で、「モノのインターネット」という日本語で話題になっています。
「モノのインターネット」、あまりピンときませんが、いろいろな「モノ」がインターネットにつながっていく、つまり、ありとあらゆる多種多様な「モノ」をパソコンやスマートフォンなどのIT機器が接続されたインターネットに接続する技術を意味するようです。
今まではインターネットといえば、「人」がパソコンやスマートフォンなどのIT機器を利用してインターネットにつながるのが通常で、例えばインターネットでのお買い物、インターネットでの送金や振込み、またメールなどによる人とのコミュニケーションを行うための手段であるという印象をお持ちではないかと思いますが、IoT(アイオーティー)とはインターネットを使って「モノ」と「モノ」をつなぐ新しい形のサービスです。
どのような形でサービスが提供されているのか
では具体的に、私たちの身近ではどのような形でサービスが提供されているのでしょうか?
なかにはIoT(アイオーティー)により不動産テックを加速させている事案も多くみられるようです。
家の中の家電がスマートフォンにつながれば、出先からエアコンのスイッチオン・オフや玄関の施錠などの操作も可能になります。
またスマートフォンの位置情報などを利用すれば、家の近くまできたら自動的にエアコンのスイッチが入り、快適な部屋に帰ってくるということも可能です。
さらにセンサーで人の動きをよみ、留守宅のセキュリティーシステムとして、モニタリングすることで、おかしい動きのものを通報するなど、住宅のほかに、事務所などのテナント設備としても利用されているようですし、今後利用が拡大されるものと見込まれます。
また、実用化は少し先かもしれませんが、人の立ち入りが難しい場所の調査、例えばドローンと画像認識技術を使った高層建物の壁面診断を行うことができたり、オフィスビルの各設備をインターネットにつなげることで、より安価に機能の連携が取れたビル設備を作ることができるなど、IoT(アイオーティー)を活用することで様々な成果が今後期待されており、IoT(アイオーティー)はまだまだこれからの分野ですので、今後ますます開発が進んでいくことと思います。
さらなる不動産テック業界の発展という意味でも、今後のIoT(アイオーティー)の動きから目が離せません。
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